お水な仕事は意外と大変らしい
ちょっと前だけど、SKE48の松村香織ちゃん(今年のAKB総選挙で選抜に入った子)がまだSKEに入る前に「キャバ嬢」をしていたというニュースがありました。
ぜんぜん炎上せず、「かおたん(松村香織ちゃんのニックネーム)ならそれもあるかも」な反応。
「私みたいなのがキャバ嬢経験があってほんとすいません」には笑いました。
そこで、昔話。
わたしはいわゆる就活的なものがうまくいかず、大学卒業後一時期フリーターになってました。その頃、とある理由で、留学をしたいと思っていたのです。
短期でもいいので留学をしたい。でも、安くもない学費を親に出してもらって結果フリーター(当時)の自分には、これ以上親のスネカジリをするほどの図々しさはなく。
お金を稼がなければと思っていたのが、そのフリーターの時期でした。
その時に、期間限定のバイトをしていて、打ち上げの二次会?で、バイト先の上司にあたる方に、「クラブ」という名前のお店に連れていってもらいました。
綺麗なお姉さんがお酒を勧めてくれ、お話してくれる「クラブ」です。話をしていると、その綺麗なお姉さんは自分とさほど歳も変わらない。そこで、そのお姉さんに
「こういう仕事って、儲かるのでしょうか」
などと質問してしまったわけです。
お姉さんは、フフフっと笑ってから真剣な顔でこんな話をしてくれました。
お酒を勧め、お話をするだけの楽に見える仕事だけど、実際は気遣いも必要で大変なこと。
そのお姉さんは朝起きてまずするのが「日経新聞を隅々まで読む」ことで、これは企業の偉い方などにも対応できるようにするためであること。その他にも経済紙を別にとっていること。(ちょっぴり高級なクラブだったんです)
人に見られるお仕事なので、美容やお洋服、持ち物にお金をかける必要がある。
その結果、目は肥えるけれど、妥協もできなくなる。
昼夜逆転するから、昼間働いている友達とは全く会えない。
必ずしも美人でなければダメということはないが、愛嬌があること、(ぶちゃかわもそれなりにもてる)人に気遣いが必要で結構疲れる。ママさんになれない場合、高齢になったら正直微妙な仕事である。
彼女が私に語ったことは、おそらく大部分本当だろうし、そんな話をしてくれたのは、自分に年が近いお客さんの女の子がちょっと悩んでいたからなのかな。
彼女から見て、わたしは「向こう側」の人間だったから、こちらに来ない方がいいという警告的なものだったのかもしれませんね。
もし私がお水な仕事をしてもつらすぎてやめていたんじゃないだろうか。
だから結果、やらなくてよかったという話になるわけで。
(かおたんも金策に困ってやってたらしいので好きでやってたのではないと言ってた)